夜中の夫妻が浮気してる気がする。でも証拠はないし、考えすぎかもしれない…
僕もそうでした。妻が寝た後のリビングで「妻 不倫 特徴」「職場 不倫 見抜く」と打って、履歴を消して寝る。
それを何度も繰り返してた。
結論から言うと、妻の浮気を疑ったら問い詰める前に記録です。僕は疑い始めから探偵の契約までの約5か月、GPSもパスワード破りもしませんでした。
| 項目 | 僕の場合 |
|---|---|
| 契約までの期間 | 約5か月 |
| 最初にやったこと | 帰宅時間と妻の話をメモする |
| やらなかったこと | GPS・パスワード破り・証拠がないうちの問い詰め |
| 最後に決めたこと | 3社に相談して、都内の探偵会社に依頼 |
先に、法律の言葉を3つだけ押さえておきます。
- 不貞行為:民法770条1項1号の「不貞な行為」。最高裁は、配偶者のある人が自分の意思で配偶者以外と性的関係を結ぶこと、としている(e-Gov法令検索:民法/最高裁判所:裁判例結果詳細)
- 探偵業法:探偵の仕事のルールを決めた法律。探偵は公安委員会に届出をしてから営業し、違法な調べ方はできない(警察庁:探偵業について/e-Gov法令検索:探偵業法)
- 不正アクセス禁止法:他人のIDやパスワードで、本人しか入れないサービスに入ることを禁じた法律(警察庁:不正アクセス対策)
「怪しい」と法律の「不貞」は、同じじゃない。何を確かめたいかで、要る証拠も変わります。
一 配偶者に不貞な行為があったとき。
事実が分かると、分からないところを全部悪い方に想像する夜は、少しずつ終わっていく。その先に、子どもとの毎日を組み直す時間がありました。



法律事務所の記事には、疑った夫が動いた順番も、やらなかったことも載ってない。だから僕の時系列で書く。
僕は湊。妻の不倫を探偵の報告書で知り、離婚して、そのあとお金の分け方で家庭裁判所の調停まで行った37歳の夫です。
湊(みなと)/妻の浮気|サレ夫の記録 運営・執筆。
30代の会社員です。妻の不倫を探偵の報告書で知り、10年続いた結婚生活を終わらせました。今は10歳の子どもと二人で、同じマンションに暮らしています。専門家ではありません。ここに書くのは、探偵・弁護士・調停・カウンセリングで僕が実際にしたこと、払ったお金、間違えたことです。今の僕は「許してはいない。でも、怒りだけで一日を終えなくなった元夫」です。
当サイトの記事は、筆者自身の体験と、e-Gov法令検索(民法・探偵業法・不正アクセス禁止法・ストーカー規制法)・警察庁・最高裁判所・法テラス等の公的情報、編集方針に基づいて書いています。
法律の話は「僕の場合」です。最新の制度は各窓口でご確認ください。
妻の浮気を疑ったら問い詰める前に記録|僕は契約まで約5か月


妻の浮気を疑ったとき、最初の一手は問い詰めることじゃない。記録です。
疑い始めから探偵の契約まで僕が動いた順番
僕が動いた順番を、そのまま表にします。
| 時期 | 起きたこと | 僕がしたこと |
|---|---|---|
| 疑う3〜4か月前 | 妻がこっちを見なくなる(当時は気づかず) | 何もしていない |
| 0か月目(疑い始め) | 帰宅時間とスマホの扱いに違和感 | 「考えすぎかも」と打ち消す |
| 2〜3か月目 | 疑いが消えない | 帰宅時間と妻の話を記録し始める |
| 4か月目 | ― | 探偵を検索して、3社に問い合わせ |
| その後 | 休みのはずの日に、妻が仕事用の服で出かけた | 確信に近づく |
| 数週間後(約5か月目) | ― | 都内の探偵会社と契約 |
不倫を疑い始めたのは、探偵契約の約5か月前。かなり確信を持ったのは、契約の数週間前です。



5か月のうち前半は、疑っては打ち消すの繰り返しだった。
振り返ると、もったいなかったのは記録を始めるまでの時間。違和感を何か月も無視したのは、僕の後悔の1つ目です。
「考えすぎかも」と何度も打ち消した数か月
前半の僕は、毎晩のように自分に言い聞かせてました。
- 疑いすぎかも
- 仕事が忙しいだけかも
- 夫婦仲が悪くなっているだけかも
記録を始めてからも、帰宅時間を書き留めるたびに思った。



何やってるんだ俺。
正直、妻を疑う自分がクソ情けなかった。当時のメモには、こんな1行も残ってます。



聞きたい。でも聞いたら終わる気がする。
打ち消すこと自体は、悪くないと思う。ただ、打ち消すだけで何も残さないと、何か月たっても判断の材料はゼロのままです。
情けないと思いながら書いたメモが、振り返ると「やってよかったこと」の1つ目でした。疑う自分を、そこまで責めなくていい。
事実が分かると想像し続ける夜が終わる
疑っている最中の僕は、分からない部分を全部悪い方向に想像してました。
- 疑いではなく、事実で話し合えた
- 「知らないことを想像し続ける時間」が減った
- 離婚の条件が決まっていくにつれて、「もう答え合わせをし続けなくてもいい」と思えた
払ったのは、安くないお金と5か月の時間。その日から突然楽になるわけでもありません。
報告書のあとはフラッシュバックもあったけど、強いものは半年ほどで引いた。1年くらいたつと「また思い出したな」と、少し離れて眺められるようになりました。
報告書のあと、しんどい日の中に、こんな1行もありました。



今日は子どもの前では笑えた。
さっきの表で、自分がどの行にいるか。分からなければ、3分の診断で確かめられます。
参考記事:現在地マップ(3分の診断)
妻が浮気してるか怪しいと思ったのは3つが重なった時


妻の浮気のサインは、1つだけ見ても決まらない。僕の場合は帰宅時間とスマホの違和感が重なって、そこで初めて前からの妻の態度の変化まで遡りました。
最初の違和感は帰宅時間とスマホの扱い
最初に引っかかったのは、帰宅時間です。
- 帰りが遅い日が増えた
- 23時過ぎに「今から帰る」だけが来る
- スマホを伏せて置く
- お風呂にスマホを持ち込む
- 休日出勤が増えた
- LINEの画面をさっと閉じる
1個1個は、どれも言い訳がつく。そこがキツいんです。
その3〜4か月前から妻はこっちを見なくなった



でもそれ、疲れてるだけかもしれないし…
僕も、まったく同じことを思ってました。妻の態度が変わったのは、帰宅時間を怪しむ3〜4か月前くらいからです。
最初の印象は、冷たくなったというより「こっちを見なくなった」。
- 僕の仕事の話は「へえ」「そうなんだ」で終わる(前は「それ前にも言ってた人?」と広げてくれた)
- 休日に「どこ行く?」と聞くと「どこでもいい」
- 自分の服や髪には、前より気を使う
- 「何か怒ってる?」には「別に」。なのに翌日は妙に機嫌がいい
当時は「仕事で疲れてる」「夫婦も長いからこんなもの」で片づけてた。



露骨に冷たくされた方が、まだ分かりやすかった。
妻浮気のサインは1つでは決まらない
- 妻の気分を「仕事」「疲れ」「夫婦関係」の中だけで考えていた
- 帰宅・会社の人との食事・服や髪・スマホが重なって初めて、態度の変化までさかのぼって考えた
- 1つだけで「妻が浮気してる」と決めつけるのも、全部を見ないふりするのも違った
発覚したあとで、ふと思ったことがあります。



あの頃からもう、気持ちが家の外に向いてたんだな。
引っかかることが1つなら、まだ決めなくていい。2つ3つ重なってきたら、それが記録を始める合図です。
妻の浮気を見破る方法は日付と時刻と妻の説明のメモ


妻の浮気を見破る方法・調べる方法を探しているなら、僕の答えはスマホでも尾行でもなくメモです。
日付と時刻と妻の説明を残す。それだけ。
僕が残したのはシフトと帰宅時間と妻の話
記録を始めたのは、疑い始めて2〜3か月目。残したのはこの4つでした。
- 妻の勤務シフト
- 帰宅時間
- カレンダー(日付)
- 妻の話と、その日付
探偵に最初の相談をしたときも、このメモを持って行って、帰宅時間やスマホの扱い、休日の外出を一通り話しました。
ただし、メモは浮気の証拠そのものじゃない。僕も「絶対に黒だ」と言い切れる証拠は、何もありませんでした。
感想は書かず事実だけを1行で残す
当時の僕のメモは、こんな感じです。



今日も23:18帰宅。
ただ、僕のメモには、さっきの「聞きたい。」の行みたいに、気持ちを書いた行も混ざってた。
- 日付と曜日(例:◯日・水曜)
- 時刻(例:23:18帰宅)
- 妻の説明を、言ったまま(例:「◯◯で遅くなった」)
- 感想は書かない
過去の自分に言うなら「調査日時をできるだけ絞れ」。僕が選んだ会社も、調査日を絞る話をしてくれた会社でした。
時間制の調査は、日時を絞るほど総額が膨らみにくい。
有料のネット相談で判定を求めたら不安が増えた
- 失敗:誰にも言えなかった頃、匿名の電話相談とチャット相談に数千円ずつ払った
- 原因:欲しかったのは相談じゃなく、「妻は浮気している」という判定だった
- 結果:「かなり怪しい」で不安が増え、「まだ決めつけられない」で次の相談先を探した
- 今なら:判定を探して回るより、事実を記録する



あれは、マジで精神的によくなかった。
判定を探して回った数千円より、帰宅時間を書き留めたメモの方が、ずっと役に立った。
妻の浮気を調べるときにやってはいけない3つの線


妻の浮気を調べるときに越えちゃいけない線は、3つあります。スマホを見たい、GPSを付けたい。
その衝動は分かる。でも線を越えた瞬間、こっちが法的なリスクを背負う側に回ります。
GPSもパスワード破りもしなかった理由
僕はGPSも、パスワード破りもしてません。



一線を越えたら、自分までおかしくなる。
迷わなかったわけじゃない。有料の相談で「スマホを見てもいい?」と聞いたこともあります。
越えなかった理由は、さっきの一言だけ。振り返ると、ここで踏みとどまったのは正解でした。
妻のIDでLINEに入るのは不正アクセスになる
妻のIDとパスワードでLINEやメールに入る。夫でも、不正アクセスになり得ます。
第三条 何人も、不正アクセス行為をしてはならない。
「何人も」なので、夫婦は例外じゃない。居場所の話も含めて、線は表のとおりです。
| 関係する法律 | やりがちなこと | どうなるか |
|---|---|---|
| 不正アクセス禁止法3条 | 妻のID・パスワードでLINEやメールに入る | 違反は3年以下の拘禁刑または100万円以下の罰金(11条) |
| ストーカー規制法 | 承諾なく、GPS機器や紛失防止タグで位置を取る | 警察庁が規制対象行為に挙げている |
| ストーカー規制法 | 勝手に入れた位置情報アプリで居場所を取る | 同じく規制対象行為に入っている |
①相手方の承諾を得ないで、GPS機器等・紛失防止タグにより位置情報を取得
- 不正アクセスは、ネットを通じて他人のID・パスワードを入力し、本人しか使えないサービスを使える状態にすること(2条4項)
- ストーカー規制法の定義には「恋愛感情などを満たす目的で」という条件がある(e-Gov法令検索:ストーカー規制法 2条3項)
- だから「夫婦なら必ず違反」とは言えない。でも黙ってやれば法的なリスクはある。迷ったら弁護士に聞く
探偵も違法な調べ方はできない



探偵に頼めば、GPSくらい付けてくれるんじゃないの?
期待しない方がいいです。探偵業法6条は、探偵だからといって他の法律で禁止されていることができるわけじゃない、と書いてる。
探偵業務を行うに当たっては、この法律により他の法令において禁止又は制限されている行為を行うことができることとなるものではないことに留意するとともに、人の生活の平穏を害する等個人の権利利益を侵害することがないようにしなければならない。
自分がやったら違法になり得ることを、探偵に代わりにやってもらう、という発想は通りません。
| 条文 | 探偵業法で決まっていること |
|---|---|
| 6条 | 他の法律で禁止されていることは、探偵でもできない |
| 7条 | 依頼する側は、調査の結果を違法なことに使わないと書面で約束する |
| 9条 | 違法な目的だと分かれば、探偵は調査をしてはいけない |
僕が契約の前に受けた説明にも、「違法目的は不可」という項目がありました。
自分のいない会話は録らない
- 大阪弁護士会の委員の弁護士は、録音一般の話として、自分が加わる会話の「秘密録音」と、自分のいない会話を録る「盗聴」を分けている
- 盗聴は違法になる可能性が高い
他方、いわゆる「盗聴」は、第三者間の会話を無断で録音(聴取)することをいい、プライバシー侵害となり違法となる可能性が高いといえます。



線を越え始めると、止まらなくなる。
僕が録音を使ったのは、後で話し合いの段階になってから。自分が参加する話し合いだけです。
- 妻のIDで、LINEやメールに入らない
- 黙って、妻の位置情報を取らない
- 自分のいない会話を録らない
手がスマホに伸びかけたら、代わりにメモを開く。線の内側でできるのは、記録と相談です。
妻の浮気の証拠がないうちは問い詰めない


妻の浮気の証拠がないうちは、問い詰めない。僕はそう決めてました。
黙ってるのは、正直しんどかったけど。
一度だけ聞いた日、妻はスマホを見たままだった
一度だけ、聞いたことがあります。



最近遅いけど大丈夫?
- 「人が足りないんだから仕方ないじゃん。」
妻はスマホを見ながら答えて、僕の顔は見なかった。聞いたのは、後にも先にもこの一度だけです。
問い詰めても本当のことは出てこないと思った
はっきりそう思ったのは、休みのはずの日の、あの服装の件でした。



これはもう、直接聞いても本当のことを言わないかもしれない。
だから証拠が出るまで、問い詰めないと決めた。これが、やってよかったことの2つ目です。
報告書を受け取った夜も、妻には何も言ってない。翌日の昼休みに、弁護士へ電話しました。
- 報告書の夜の自分に妻と話させていたら、冷静には話せなかった
- 聞くなら、事実がそろってからの方がいい
聞きたくなった夜は、聞きたいことをメモに書いて閉じる。
嫁が浮気してるかもと思ったら探偵に頼むかの分かれ目


嫁が浮気してるかも、で探偵を考えるなら、分かれ目は結果がどっちでも、事実を知りたいかどうかです。頼む話の前に、頼まなくていい夫の話をさせてください。
先に書く|頼まなくていいのはこんな夫
- 気持ちだけで「絶対浮気だ」と思っている → いったん止まる
- 怪しい日時が絞れないまま、長い調査を入れようとしている → 費用だけ膨らむ
- 妻が自分から認めて、経緯を話している → 頼まずに済むこともある
僕の場合、3つ目はなかった。妻が自分から認めて話していれば、頼まずに済んだかもしれない。
でも当時の妻の態度だと、口で何か言われても納得できなかったと思います。
僕の決め手は黒でも白でも事実を知りたいだった
決め手は3つありました。
- 問い詰めても、本当のことは出てこない
- 疑いだけで、離婚を決めたくない
- 黒でも白でも、事実を知りたい



証拠が欲しいというより、疑い続ける生活を終わらせたかった。
振り返って1つ悔やむなら、専門家への相談が遅れたこと。もっと早く、話だけでも聞きに行けばよかった。
何も出なかったらと聞かれて白なら謝ると答えた
最初の探偵事務所で、帰宅時間やスマホの話を一通りしたあと。担当者が少し間を置いて、こう聞いてきました。
「もし調査して何も出なかったら、そのときはどうされますか?」



白なら、疑ったことを妻に謝ります。
毎日帰宅時間を気にして、スマホを見るたびに疑う生活。それが、もうしんどかった。
僕が払ったのは、延長込みで約64万円。高い。
めちゃくちゃ高い。
参考記事:浮気調査いくらかかった?夫の僕は延長込みで約64万円|3社に相談
僕は3社に相談して、口コミだけでなく料金体系と報告書のサンプルを見ました。無料相談に行くなら、最低限これは聞いてください。
- 怪しい日時を絞った調査の相談ができるか
- 1時間延びたら、実際いくら増えるか
- 報告書のサンプルを見せてもらえるか
頼まなくていい側だと思ったら、記録を続ける。頼む側だと思ったら、この3つをメモに写してから相談へ。
妻の浮気でよくある質問
妻の浮気を疑う今夜は答えを出さずメモを1行だけ
- 妻の浮気を疑ったら、問い詰める前に記録
- サインは1つで決めない。重なったら記録を始める
- 妻のIDでのログイン・無断の位置取得・自分のいない会話の録音はやらない
- 探偵は「黒でも白でも事実を知りたい」と思えたら考える
今夜やることは1つだけ。気になった日を、日付・時刻・妻の説明で1行メモする。



今夜答えを出さなくていい。
自分がどの段階にいるか迷ったら、現在地マップで確かめてください。
僕は、家族を突然失った父親です。それでも今、子どもと二人で、壊れた日常を作り直している途中です。


