夜中の夫妻の浮気が分かった。僕はいくら受け取れるんだろう。
妻の浮気の慰謝料相場を、夜中に探している夫へ。目安になる金額と、自分が受け取れる金額は分けて考えます。
- ALGが示す目安は50万〜300万円。離婚・別居の有無と個別の事情で変わる。
- 法律で決まった額や全国平均、受取額の最低保証ではない。
- 妻と相手への請求額を、そのまま生活の予算にしない。
慰謝料は、精神的な苦痛に対する賠償です。不倫相手との肉体関係を「不貞行為」と呼びます。
| 迷っていること | 先に分けるもの |
|---|---|
| 離婚するか | 離婚の希望と金額の見込み |
| 両方への請求 | 請求先と受け取る合計 |
| 高額の請求 | 希望額と合意・入金 |
| 相談で話すこと | 分かった事実と手元の資料 |
僕の場合、妻と相手から受け取った慰謝料は合計300万円でした。それでも「慰謝料でもうかった感覚は全くない」。
支出も含めて考えるなら、僕の費用の記録が判断材料になります。参考記事:「探偵費用で慰謝料が消える」は本当?払った夫の実額で答える
湊(みなと)/妻の浮気|サレ夫の記録 運営・執筆。
30代の会社員です。妻の不倫を探偵の報告書で知り、10年続いた結婚生活を終わらせました。今は10歳の子どもと二人で、同じマンションに暮らしています。専門家ではありません。ここに書くのは、探偵・弁護士・調停・カウンセリングで僕が実際にしたこと、払ったお金、間違えたことです。今の僕は「許してはいない。でも、怒りだけで一日を終えなくなった元夫」です。
当サイトの記事は、筆者自身の体験と、警察庁:探偵業について・裁判所:財産分与請求調停・裁判所:年金分割の割合を定める調停・法テラス:無料法律相談のよくある質問・厚生労働省:まもろうよ こころ(電話相談窓口)等の公的情報、編集方針に基づいて書いています。
探偵の料金・契約の決まりは、各社の公式情報と、警察の案内(警視庁:探偵業法の改正のお知らせ)も参照しています。法律・お金の話は「僕の場合」です。最新の制度は各窓口でご確認ください。
妻の浮気の慰謝料相場は50万〜300万円が目安


妻の浮気の慰謝料相場は、離婚する場合か、婚姻を続ける場合かで分かれます。
離婚する場合の目安は200万〜300万円
ALGが示す状況別の目安は、次の幅です。
| 夫婦の状況 | ALGが示す目安 |
|---|---|
| 離婚する | 200万〜300万円 |
| 別居する | 100万〜200万円(離婚しない場合) |
| 別居もしない | 50万〜100万円(離婚しない場合) |
出典:弁護士法人ALG「妻の浮気で離婚する際の慰謝料相場はいくら?高額になる要素も解説」
- 過去の裁判例を基にした同事務所の目安。他の法律事務所の解説とは、示される幅に違いもある。
- 自分に近い夫婦の状況を選ぶ。
- 離婚未定なら、決めていないまま相談で伝える。
- 表の上限を自分の確定額として支出を決めない。
僕が弁護士を選んでいた頃の話です。



その頃は怒りで頭がいっぱいで「相手からいくら取れる?」「妻はどれだけ不利になる?」と考えていた。
離婚しない場合も慰謝料の対象になる
妻との婚姻を続けるからといって、不貞への慰謝料がゼロになるわけではありません。
- 妻と暮らし続けるかは、夫婦関係の判断。
- 不貞で受けた苦痛への賠償は、慰謝料の問題。
- 請求できる条件と金額は、具体的な事情から確認する。
- 民法709条・710条は、離婚の成立そのものを請求の要件にしていない。
- 生活をどう変えたいかと、受けた苦痛を分けて伝える。
損害賠償の根拠は、民法709条と710条です。



離婚を決めていなくても相談していいんだ。
不倫慰謝料の相場は法律の定価ではない
相場表の数字だけでは、自分がいくら受け取るかは決まりません。
配偶者の不貞相手に対する慰謝料の金額は、形式的にいくらという目安や相場があるわけではありません。
- 離婚する意思があるか、まだ迷っているか。
- 別居しているか、一緒に暮らしているか。
- 金額以外に決めなければならない条件は何か。
迷いが残るなら、僕が再構築を考えてから離婚を選ぶまでの判断も読めます。参考記事:再構築かやっぱり離婚か|許せないのは不倫より謝罪のなさだった



迷っている部分も、相談に持っていけばいい。
自分の事情で妻の浮気の慰謝料相場は変わる


妻の浮気の慰謝料相場を自分に当てはめるには、夫婦の状況と不貞の事実が必要です。
- 「絶対200万円取れます」のようなことを言わなかったのが逆に信用できた。
- 「取れる金額」より先に「何を証拠として持っていて、何をこれから決めなければならないか」を整理してくれた。
婚姻期間と不倫の期間は金額に関わる
婚姻期間や不倫の期間は、金額を考える事情です。子どもの有無や生活への影響も伝えます。
| 整理する項目 | メモする内容 |
|---|---|
| 婚姻期間 | 結婚してからの期間 |
| 不倫の経緯 | 分かっている期間・回数・発覚の経緯 |
| 夫婦の生活 | 発覚前の関係、同居・別居の状況 |
| 生活への影響 | 仕事や日常で起きた具体的な変化 |
| 子どもとの暮らし | 家庭生活がどう変わったか |
- 婚姻期間が長いことも、金額を考える事情の一つ。
- 不倫の開始時期を、推測で事実にしない。
- 分かる回数と、疑っている回数を分ける。
- 生活への影響は、何が起きたかを言葉にする。
傷ついた大きさを、うまく話せなくてもいい。僕は、金額に換算できない苦痛まで軽く扱われてほしくないです。
証拠が足りないと請求の見通しも変わる
親密なLINEがあることと、肉体関係の裏づけは別です。やり取りだけで十分かは、内容や他の資料との関係で変わります。



連絡は親密。でも、どこまで証明できるんだろう。
出典:デイライト「妻の浮気の慰謝料相場はいくら?弁護士が解説」
- 持っている資料は何か。
- 「この資料で何が言えるか」を相談して、足りない点を絞る。
- その資料から分かる出来事は何か。
- 資料では分からず、自分が推測している部分はどこか。
証拠が不安でも、他人のアカウントへの無断アクセスはしない。手元資料の評価と、追加で必要な確認を弁護士に聞きます。
相手の故意や過失も請求条件になる
相手への請求では、既婚者だと知っていたかも問題です。注意すれば知れたのに知らなかった場合も含めて確認します。
不貞相手が、相手に配偶者のいることを知りながら、わざと肉体関係を持った場合
相手が「独身だと思っていた」と言う場合も、その一言だけで結論を出さないです。
- 請求の条件:相手が既婚だと知っていた事情はあるか。
- 夫婦の関係:不貞前の関係を踏まえ、請求できる条件を満たすか。
- 回収の見込み:収入や財産の状況から支払いを期待できるか。
無職というだけで責任がなくなるわけではありません。反対に、お金を持っているだけで自動的に増額される仕組みでもないです。
まだ疑いの段階なら、僕が疑い始めてから動くまでの順番が参考になります。参考記事:妻の浮気を疑った夜から探偵の契約まで約5か月|夫の僕がやった順番



分からない部分まで、一人で埋めなくていい。
妻と浮気相手へ請求する慰謝料は合計で考える


妻と浮気相手の両方に責任があることと、慰謝料の受取額が倍になることは別です。
- 相手男性とは慰謝料など必要な条件を文書で整理した。
- 「『二度と妻に近づきません』というだけの私製の誓約書は別に取らなかった」
- 感情的に一筆書かせることはしなかった。
妻と相手へ同じ損害の二重取りはできない
同じ損害について、妻からも相手からも全額ずつ受け取ることはできません。
| 確認すること | 考え方 |
|---|---|
| 責任を負う人 | 条件を満たせば妻と相手が連帯して責任を負う |
| 受取りの合計 | 同じ損害への賠償は合計で考える |
| すでに支払済みか | 金額と、何の損害への支払いかを確認する |
- 共同で他人に損害を与えた場合の連帯責任は、民法719条の定め。
- 妻または相手から受け取ったお金の記録。
- 支払いの名目が分かる文書。
- これから請求しようとしている相手と内容。
僕は、責任を取ってほしい気持ちまで引っ込める必要はないと思います。ただ、請求先と受取額を混ぜると話がずれます。
相手が妻に負担分を求める場合もある
婚姻を続けるなら、妻側の家計への影響も心配です。相手が支払った後、妻に負担分を求める問題も相談事項です。



相手から受け取っても、家計に影響するの?
- 支払った側が他方に負担分を求めることを「求償」と呼ぶ。
- 相手から妻へ負担分を求められる場合はあるか。
- 婚姻を続ける家計に、どんな影響があるか。
- 合意文書に入れる内容として、何を確認するか。
「相手だけに払わせたい」という希望は、そのまま伝えてかまいません。希望と法的な扱いを分けて聞くのが出発点です。
離婚だけで相手への請求額が上がるとは限らない
不貞への責任と、離婚させたことへの責任は区別されます。「離婚したから追加で取れる」と単純には考えられません。
直ちに,当該夫婦を離婚させたことを理由とする不法行為責任を負うことはないと解される。
- 第三者への離婚に伴う慰謝料には、離婚を意図した不当な干渉など特段の事情が必要。
- 不貞行為そのもので受けた損害への請求。離婚の有無が金額に無関係、という話ではない。
- 離婚したこと自体による損害への請求。
この判決は、不貞への慰謝料まで否定したものではありません。
- 相手と妻への請求で、対象となる損害は何か。
- すでに合意や受取りがあるなら、その文書を見せる。



怒りを、通らない要求で消耗させたくない。
妻の浮気の慰謝料は請求額どおりに入るとは限らない


妻の浮気の慰謝料では、請求した数字と入金の予定は別です。
500万円の請求と受取額は分けて考える
たとえば、500万円を請求したとします。それだけで相手が同額を支払う義務を認めたことにはなりません。
| 金額の段階 | 意味 |
|---|---|
| 請求額 | 自分が相手に求める金額 |
| 合意・判決の額 | 話し合いや裁判で定まった金額 |
| 実際の入金額 | 支払いを受けた金額 |
裁判外の話し合いを「示談」と呼びます。示談では当事者の合意で額を決めるため、裁判上の目安と分けて考えます。
出典:デイライト「妻の浮気の慰謝料相場はいくら?弁護士が解説」示談と裁判の説明
- その数字は請求額か、合意した額か。
- 裁判で認められた額なのか。
- 支払いを受けた事例なのか。
- 相手男性への慰謝料請求は、実際に回収できた金額を基準にした割合計算で、税込11%程度という説明。
- 妻との離婚条件・財産分与は、契約時に決めた報酬基準で計算。
- 探偵と弁護士を合わせると、それだけで140万円近く。
一番嫌だったのは、探偵へ64万円を払った直後に弁護士費用が始まったこと。



通帳を見て「妻に不倫されて、なんで俺の貯金がこんな勢いで減っていくんだ」と思った。
未入金のお金を、使える貯金と同じには扱えません。
支払期限と分割の条件まで確かめる
合意を考える段階では、払う日や方法も確認します。分割払いなら、全額を受け取るまでの期間が変わります。
- 一括か分割か。各回の金額と支払期限はどうなるか。
- 最後の支払いはいつか。
- 支払いが遅れたときはどう対応するか。
- 未払いに備えて、どのような書面が必要か。
判決どおりに払われない場合の回収手続が、債権執行です。
- 強制執行の基になる文書などが必要になる。
- 文書があっても、差し押さえる財産の確認が要る。
- 公正証書を作れば何でも自動回収、という仕組みではない。
「払うと言っているから大丈夫」で終えると、未払い時の判断が残ります。合意前に対応を聞いておく方が、その後の見通しを持てます。



金額を決めるだけでは、まだ終わらないんだ。
不倫慰謝料の時効は請求先ごとに確認する
期限の確認は、請求先と対象の損害からです。不倫発覚から一律に数えると、起点の誤りにつながります。
被害者又はその法定代理人が損害及び加害者を知った時から三年間行使しないとき。
同条には、不法行為の時から20年という期間もあります。離婚を理由とする元配偶者への請求とは、分けての確認が必要です。
| 請求する内容 | 原則として確認する期間 |
|---|---|
| 不貞の慰謝料 | 損害と加害者を知って3年・行為から20年 |
| 離婚慰謝料 | 元配偶者への請求は離婚から3年 |
離婚後の請求については、法テラスの案内も参照できます。
- 不貞と相手を知った時期。
- 離婚の成立時期と、請求したい相手。
- すでに請求や話し合いをしていれば、その経緯。
夫婦間の権利には、婚姻解消から6か月まで時効が完成しない規定があります。時効を主張する手続や、完成が猶予される事情も確認事項です。
- 離婚しても、相手への期限が自動で最初に戻るわけではない。
- 受取額と別に、弁護士へ払う費用も見ておく。
僕が何に支払ったかは、費用の記事で整理しています。参考記事:離婚の弁護士費用いくらかかった?払ってよかった約75万円



期限だけは、金額が決まるまで待たなくていい。
妻の浮気の慰謝料を受け取った僕と相談の準備


僕の受取額は、一件の実例です。相場表とは分けて考えてください。
僕は合計300万円でもうかった感覚はない
妻と相手から受け取った慰謝料を、僕の記録として示します。
- 妻と相手から受け取った合計は300万円。
- 妻側には、別に財産分与として約240万円を支払った。
受取額だけ見れば、大きなお金です。ただ、家族がこうなったことまで含めて、利益が出たとは思えません。
- 慰謝料の受取りと、他の支払いを別々に見る。
- 別の夫の実額を、自分も受け取れる額にしない。
- 離婚後の暮らしを、入ってくるお金だけで組まない。
探偵や弁護士に払ったお金もあります。受取りと支出を並べると、額面だけでは分からない負担が見えてきます。
僕は慰謝料だけで相談相手を選ばなかった
僕は報告書の翌日に弁護士事務所へ電話しました。他の二人にも相談したうえで、最初に相談した弁護士に依頼しました。
- 不貞の問題だけでなく、財産分与も一緒に扱うこと。
- 子どものことと離婚後の生活も含めて考えること。
- 持っている証拠と、これから決めることを分けること。
- 弁護士の費用は、僕が感情的になったときに止めてもらう費用でもあった。
別の弁護士は、慰謝料をいくら取れるかの話が中心でした。僕が相談したかったのは、交渉全体の進め方です。



欲しかったのは、高い数字だけじゃなかった。
離婚後に,慰謝料について当事者間の話合いがまとまらない場合や話合いができない場合には,家庭裁判所の調停手続を利用することができます
引用:裁判所「慰謝料請求調停」
- 離婚前は、夫婦関係調整調停の中で話し合える。
- 不倫相手への請求の手続とは分けて確認する。
僕が経験したのは、離婚後の財産分与などの調停です。慰謝料について話し合えない場合は、その請求に合う手続を弁護士に相談できます。
自分の見込み額は手元の資料で確かめる
一枚のメモを事実・希望・手元資料の3欄に分けると、相談で話しやすいです。金額を決めてから予約する必要はありません。
不貞の経緯と知った時期を短く書きます。各事実の横に、裏づける資料の名前を添えます。
離婚したいか、まだ迷っているか。希望を一行にし、弁護士費用や生活費の不安は別に記します。
資料を見てもらい、見込み額と依頼費用を尋ねます。相談後に確かめる点まで聞くと、次の動きが明確です。
法テラスの無料相談は収入・資産等の条件付きです。
1回30分・同一問題3回まで・原則事前予約。出典:法テラス「無料法律相談のご利用の流れ」
金額の見通しは、離婚後の住まいや生活費を考える材料になります。
不倫慰謝料の相場と受取りでよくある質問
受け取るお金の名目と、受け取った後の気持ちも分けて考えます。



お金の話が済んでも、気持ちまで急がなくていい。
相場を見たら自分の慰謝料の見込みを確かめる
相場の幅から自分の事情へ、請求先の合計から実際の入金へ。分けて考えると、生活の判断に使える数字に近づきます。
- 一枚のメモを「事実」「希望」「手元資料」に分ける。
- 分からないことは空欄にし、相談で聞きたい印をつける。
- 期限が心配なら、その点を予約時に伝える。
僕は、調停の日も帰って夕飯を作っていました。子どもの生活リズムを崩さないことが、現実に戻してくれました。



守りたかったのは、子どもと続けていく日常でした。
離婚の方向が見えたら、慰謝料以外の条件も整理する番です。参考記事:妻が不倫して離婚届を出しても終わらなかった|僕の順番と決めたこと



