夜中の夫「しない方がいい」って書いてある。でも、このまま疑い続けるのもキツい……
「浮気 疑い どうする」と打っては閉じる夜。帰りは遅いのに、証拠は何もない。
ネットは「やめとけ」、探偵のサイトは「まず相談を」。正直、どっちも信じきれないんですよね。
探偵に浮気調査を頼み、離婚まで行った37歳の夫です。離婚のあとは、お金の分け方で家庭裁判所の調停まで行きました。
結論から言うと、浮気調査を頼むかどうかは「その証拠を何に使うか」で決まります。自分がどこに当たるか、先に見てください。
| あなたの状況 | 今夜の答え |
|---|---|
| 離婚も請求もしない | 今は頼まなくていい |
| 曜日と時間が絞れない | 今は待つ |
| 話し合いに事実が要る | 頼んだ方がいい |
- 僕は事実が要ったから頼んだ。延長込みで約64万円
- 迷いや後ろめたさがあっても、頼む側に入っていい
読み終わるころには、自分が「頼まない・待つ・頼む」のどれか、一言で言えます。



「しない方がいい」5つの理由、払った側の結果で全部答え合わせします
湊(みなと)/妻の浮気|サレ夫の記録 運営・執筆。
30代の会社員です。妻の不倫を探偵の報告書で知り、10年続いた結婚生活を終わらせました。今は10歳の子どもと二人で、同じマンションに暮らしています。専門家ではありません。ここに書くのは、探偵・弁護士・調停・カウンセリングで僕が実際にしたこと、払ったお金、間違えたことです。今の僕は「許してはいない。でも、怒りだけで一日を終えなくなった元夫」です。
当サイトの記事は、筆者自身の体験と、警察庁:探偵業について・裁判所:財産分与請求調停・裁判所:年金分割の割合を定める調停・法テラス:無料法律相談のよくある質問・厚生労働省:まもろうよ こころ(電話相談窓口)等の公的情報、編集方針に基づいて書いています。
探偵の料金・契約の決まりは、各社の公式情報と、警察の案内(警視庁:探偵業法の改正のお知らせ)も参照しています。法律・お金の話は「僕の場合」です。最新の制度は各窓口でご確認ください。
探偵の話より先に、自分がどの段階にいるか知りたい夫はこちらから。
浮気調査はするべきか|答えは証拠の使い道で決まる


頼むかどうかは、浮気してるかどうかの確率じゃ決まらない。その証拠を、離婚や慰謝料の話に使うかどうかです。
浮気調査は3つの問いで頼むか待つかが決まる
| 問い | はい/いいえ |
|---|---|
| ①話し合いに事実が要る | はい→②へ/いいえ→頼まなくていい |
| ②妻が自分から認めた | はい→頼まずに済むことがある/いいえ→③へ |
| ③曜日と時間が絞れた | はい→頼んだ方がいい/いいえ→今は待つ |
3つとも「頼む」側に転んだ夫だけが、頼んだ方がいい夫です。
法律も、事実が要る場面をちゃんと決めてます。民法770条は、離婚の訴えを起こせる理由の1つ目に「配偶者に不貞な行為があったとき」を挙げている。
不貞は、ざっくり言えば不倫のこと。話し合いで決まらず裁判になれば、不倫の事実を示す側に回るわけです。
絶対に黒と言えなくても頼む側に入っていい



確信もないのに、頼んでいいのか……
いいんです。僕だって相談の席では、「絶対に黒だ」と言い切れる証拠を何も持ってなかった。
- 休みのはずの日に、妻が仕事用の服で出かけた
- 「これはもう、直接聞いても本当のことを言わないかもしれない」と思った
- 疑いだけで離婚を決めたくなかった。黒でも白でも、事実を知りたかった
要るのは、黒の確信じゃない。「事実が要る理由」があるかどうかです。
証拠なしで迷うなら今は待つ側に入る
証拠なしで「この疑い、どうする」と迷っているなら、今夜は決めなくていい。日時が見えないまま頼むと、費用だけ膨らむので。
- 「今は待つ」は「何もしない」じゃない
- 曜日と時間が絞れたら、問い③にもう一度答える
- 今夜は、3つの問いに「はい・いいえ」を付けるだけでいい
僕も、記録を始めたのは疑い始めて2〜3か月目。探偵に問い合わせたのは4か月目でした。
使い道が決まれば、「考えすぎかも」と「もう無理」を往復する夜は終わる。頼む側でも待つ側でも、子どもが寝たあとに検索窓を開かない夜が戻ってきます。
浮気調査を頼まなくていい夫|離婚しないなら今は頼まない


探偵の話をする前に、頼まなくていい夫を先に書きます。僕は頼んだ側だけど、全員に勧める気はない。
頼まなくていいのは4つの条件に当てはまる夫
- 離婚も慰謝料の請求も、しないと決めている
- 妻が自分から認めて、経緯を話している
- 生活費を削らないと払えない
- 相手をさらす・仕返しをするのが目的



妻が自分から話していれば、僕も頼まずに済んだかもしれない
3つ目の夫へ。探偵代を慰謝料で取り返すつもりなら、払う前に収支を見てください。
参考記事:「探偵費用で慰謝料が消える」は本当?払った夫の実額で答える
離婚しないと決めている夫には証拠の使い道がない



離婚しないなら、調べても意味ないってこと?



いまの段階なら、そうです。離婚しないなら、事実を手にしても使う場面がない
同じことで迷う妻の質問が知恵袋にあります(Yahoo!知恵袋)。「探偵を雇ってまで証拠を抑える」のはオススメしない、と経験者が書いているのを見たそうです。
ただ、決めきれていないなら話は別です。僕も証拠を見る前は「一度なら」とすら思って、再構築を考えていました。
相手をさらすためなら浮気調査は頼めない



相手の職場にバラしてやりたい。マジでムカつく
その気持ちは、本音でいい。でも職場やSNSにさらすために、探偵へ頼むことはできません。
契約の入口で、依頼する側がこんな書面を出す決まりだからです。
探偵業者は、依頼者と探偵業務を行う契約を締結しようとするときは、当該依頼者から、当該探偵業務に係る調査の結果を犯罪行為、違法な差別的取扱いその他の違法な行為のために用いない旨を示す書面の交付を受けなければならない。
つまり「この結果を、悪いことには使いません」と紙で約束するわけです。僕の契約前の書面にも、「違法な目的では調査できない」という項目がありました。
違法な目的に使われると知ったら、探偵はその調査をしてはいけない決まりもあります(同じ法律の第9条)。



正直、俺にも復讐心はあった。相手の会社へ行きたかった。
報告書のあとで止めたのは、子どもの顔と、弁護士の「今やることと、怒りでやりたいことを分けましょう」でした。



さらせば名誉毀損になり得る。不利になるのは、こっちです
- 証拠
- 弁護士
- 慰謝料の請求
参考記事:このサイトの約束(広告のこと・相談を受けないこと・相手をさらさないこと)
4つの条件のどれかに当てはまったら、今夜は探偵のページを閉じていい。
頼まないと決めた瞬間から、「調べるかどうか」で堂々巡りしなくて済む。浮いた数十万円は、子どもとの晩ごはんや週末に回せばいいんです。
頼んだ夫が答える浮気調査をしない方がいい5つの理由


「しない方がいい」と言われる理由は、だいたい5つ。頼んだ僕の結果で、1つずつ答え合わせします。
| 理由 | よく言われること→僕の場合 |
|---|---|
| ①バレる | 「尾行に妻が気づく」→バレなかった。ただし絶対ではない |
| ②夫婦が壊れる | 「調べた時点で夫婦は戻れない」→やり直す可能性が消えたのは、話し合いで謝罪より先に「もう分かってるなら話すことなくない?」と言われた時 |
| ③知らない方が幸せ | 「知ったら一生忘れられない」→半分は当たっていた |
| ④お金の無駄 | 「高いだけで何も残らない」→延長込みで約64万円。自分名義の貯金から払った。それでも一番払ってよかったのは探偵と弁護士 |
| ⑤失敗する | 「証拠が取れず、お金だけ消える」→取れないこともある。僕は延長1回で取れた |
参考記事:浮気調査いくらかかった?夫の僕は延長込みで約64万円|3社に相談
ぶっちゃけ、怖さの正体はこの5つにほぼ収まる。自分が一番怖いのはどれか、1つだけ選んでみて。
探偵の浮気調査はバレる?僕はバレなかったが絶対ではない
- 「調査員が妻にバレて」証拠が掴めなかった
- 「それ以来妻とはギクシャク」している
- 出典:Yahoo!知恵袋
探偵の浮気調査がバレることは、ある。僕はバレなかったけど絶対ではないし、危なかったのは、むしろ自分のほう。



妻に「今日何時?」を聞きすぎそうになって、途中から聞かないようにした
調査中に、急に帰宅時間ばかり聞く夫。そっちのほうがよっぽど怪しくない?
怖いなら、相談で「調査員が気づかれたらどうしますか」と聞いておく。答えを聞いてから決めても、遅くはないです。
知らない方が幸せは半分だけ当たっていた
浮気を疑う夫の質問に、妻の立場の人がこう答えてました。
知らない方が幸せなこともあると思います。
引用:Yahoo!知恵袋
この声を、僕は否定しない。半分は当たっていたから。



知りたいのに、知りたくない。完全に矛盾してた
調査中のメモには、「男と合流。最悪。」とだけ残っています。
報告書で一番こたえたのは、ホテルの写真じゃない。その前の、並んで歩いている写真でした。



妻が笑っていた。何か月も見ていなかった顔で
それでも、知らないまま帰宅時間を気にし続ける生活のほうが、僕にはしんどかった。
浮気調査の後悔は違和感を何か月も無視したこと
浮気調査で後悔したことは、ある。でもそれは、頼んだことじゃない。
- 失敗:違和感を何か月も無視した
- 原因:「疑いすぎかも」「仕事が忙しいだけかも」と、何度も打ち消していた
- 失敗:妻から答えを引き出そうとし続けた
- 次にやるなら:違和感が続いた日から、日付と時刻だけ残す



頼んだことは、後悔していない
選んだ1つを「〜したらどうしますか」の質問に変えて、スマホのメモへ。相談の席で、そのまま読み上げられる。
浮気調査を頼んだ方がいいのは事実が要る夫


頼んだ方がいいのは、離婚や慰謝料の話に「事実」が要る夫です。迷った夜に何が僕を止めて、何が背中を押したかも書きます。
妻の口頭の説明で納得できないなら頼んでいい
| 場面 | 事実が要る理由 |
|---|---|
| 離婚の話し合い | 「何もない」と言われたら、疑いの言い合いになるだけ |
| 慰謝料の話し合い | 何があったかを示せないと、話の土台がない |
| 離婚の調停 | 家庭裁判所の調停では、慰謝料も一緒に話し合える(裁判所) |
僕は離婚届を先に出したので、離婚の調停は使っていません。調停で慰謝料まで話せるのは、一般の仕組みの話です。
迷う夫の質問には、こんな回答も付いていました。
別れたくないなら高いお金払って、こじらせるだけなのでやめておきましょう。
引用:Yahoo!知恵袋
別れたくない夫への言葉としては、一理ある。でも事実が要るなら話は別で、僕は妻の口頭の説明だけでは納得できなかった。
迷いで吐き気がしても頼むなという合図ではない
相談の中で、「ホテルに入る証拠が必要か」という話になったときのことです。



急に現実味が出て吐き気がした。体のほうが先に反応した。情けないけど、それが本当のところ。
離婚して1年あまりの僕から言わせてほしい。あの怖さは、本気で事実を必要としていた印でもありました。
署名で手が止まった後ろめたさは消さなくていい
契約の書面に名前を書くとき、一度だけ手が止まりました。後ろめたさです。



ここまでしていいのか



でも、もう妻本人に聞いても本当のことは分からない
2つの声がぶつかって、勝ったのは後ろのほう。あの日は「少し考えてもいいですか」と言って、数分だけ一人で書類を見ています。
- 「少し考えてもいいですか」は言っていい
- 後ろめたさを消してから書かなくていい
- その場で書かずに帰っていい
迷いを抱えたままでも、頼んでいい。事実が手に入ると、話し合いは疑いの言い合いにならなかった。
その先にあるのは、誰が子どもを迎えに行くか、晩ごはんをどうするか。そういう暮らしの段取りに、ちゃんと進めます。
浮気調査を自分でするなら探偵の代わりにはならない


頼まないと決めた夫が、自分でやっていいことと、越えない一線の話です。自分でできることは、思っているより少ない。
自分でできることは記録と一人に話すことまで
浮気調査を自分でやるなら、できるのは記録と、話せる一人を持つことまで。僕が残したのは、勤務シフトと帰宅時間のメモ、それに妻の話と日付でした。



帰宅時間を書きながら「何やってるんだ俺」って、情けなかった
参考記事:妻の浮気を疑った夜から探偵の契約まで約5か月|夫の僕がやった順番
- やってよかった:友人一人だけに話す
- やってよかった:証拠が出るまで問い詰めない
- 後悔した:一人で抱え込んだ
- 後悔した:専門家への相談が遅れた
報告書で効いた連続写真は自分では撮れない
自分でやるのと探偵に頼むのとでは、取れるものがまるで違う。
| 項目 | 自分でやる | 探偵に頼む |
|---|---|---|
| 取れるもの | 日付・時刻・妻の説明 | 日時・場所・一緒に移動する連続写真・出入りの時間 |
| バレたとき | 尾けていたことが妻に知られる | 調査が止まる |
| 法律の線 | GPSやパスワードで越えやすい | 探偵に頼んでも、法律の線は同じ |
| お金 | 0円 | 数十万円単位(僕は延長込みで約64万円) |
食事だけの写真は、気持ちの上ではきつい。でも、それだけでは大きな意味はなかった。



尾行して連続写真を撮るなんて、素人には無理だと思う
夫の質問に、探偵を使った妻の立場の人が「とても自分では取れなかったな」と答えてました(Yahoo!知恵袋)。
GPSとパスワードは探偵に頼んでも越えられない
「探偵ならGPSくらい付けてくれるでしょ」。それ、違います。
- 承諾なく、妻の位置を取る
- 他人のIDとパスワードで入る(不正アクセス禁止法 第3条)
- 自分がいない会話を録る
探偵に頼んでも、法律で禁止されたことができるようにはならない。
探偵業務を行うに当たっては、他の法令で禁止・制限されている行為を行うことができることとなるものではありません。
引用:警視庁:探偵業ガイド



線を越え始めると止まらなくなる。だから、どれもやらなかった
今夜やるのは、話せる人を一人だけ決めること。名前を思い浮かべれば、それで十分。
頼むと決めたら浮気調査は署名の前に止まれる


無料相談は、契約じゃない。名前を書くまでは、いつ帰ってもいい。
無料相談では証拠の使い道を先に伝える
相談の最初に、証拠を何に使うかを一言で伝える。それだけで話がぶれない。
- 「離婚の話し合いに使う事実が欲しいです」
- 「慰謝料を請求するかもしれないので、事実を確かめたい」
- 「白なら白で、疑うのをやめたい」
僕が最初に相談した事務所では、担当者のほうから聞かれました。「もし調査して何も出なかったら、そのときはどうされますか?」
使い道を聞いてくる会社は、ある。相談に持っていったのは、妻の写真・勤務時間・直近の行動メモなどです。
契約前の書面で料金と解約を確かめてから署名する
探偵は契約の前に、料金の概算や解約のことを書面で渡して説明する決まりです(探偵業法 第8条)。
- 料金の概算と、払う時期
- 途中でやめたときの扱い
- 報告書の受け取り方(期限まで決まるのは、契約後に渡される書面)
僕も契約の前に、書面を一項目ずつ説明されました。なのに解約の扱いと報告書の受け取り方に気づいたのは、家で読み直してから。



その場で、分からないところを全部聞いてから書けばよかった
届出だけで信用せず標識と急かさないかを見る
探偵とのトラブルは、公的な窓口にも届いています。下は、妻が夫を調べたあと、東京都へ寄せた相談です。
夫の女性関係を調査期間5日間で調査してもらう契約で調査費用60万円を前払した。報告書がやっと届いたが、写真が数枚だけで依頼した内容の調査がされていない。



前払い60万円で、写真が数枚。頼む側からしたら悪夢です。
- 探偵業は、公安委員会への届出制(警察庁:探偵業)
- 届出があっても、信用の保証にはならない(国民生活センター)
- 事務所とホームページに「標識」を出す決まり(警視庁:探偵業法の改正内容)
- 小さい会社などはホームページへの掲示が要らない。見当たらなければ相談で聞く
- その場で契約を急かさないか
僕が選んだのは、「今日契約して」と急かさない会社でした。
浮気調査をしない方がいいか迷う夫のよくある質問
今夜は証拠を何に使うかを1行だけ書く
浮気調査をするべきかは、証拠の使い道で決まる。最後に持って帰ってほしいのは、それだけです。
- 浮気調査をするかは、証拠を何に使うかで決まる
- 離婚も請求もしないなら、今は頼まない
- 頼むなら、名前を書く前に書面で止まれる
- 今夜やることは1つ。「この証拠を何に使うか」を、紙に1行だけ書く
書けなければ、今夜は頼まずに寝ていい。書けたら、費用の見当をつけるところから。
どっちを選んでも、帰宅時間を数える暮らしを終わらせる一歩になる。家族を突然失った僕も、子どもと二人で、壊れた日常を作り直している途中です。



